音もガンガンで思い出した。

ぼたん

2007年04月01日 05:56

もう5年位前だろうか
横須賀に住む東京時代の友人が娘さんと長崎に遊びに来た。
南山手とか案内して洋館の喫茶店に入った。

靴を脱いでスリッパに履き替えて入らなきゃいけない。
この時点で「怪しい」と思っていたけど引き返す訳に行かず入った。

店にはだれも居なくて店主が私達が入ったことを確認してドアの鍵を閉めた。
「ますます怪しい。。。」
店には誰も他のお客さんは居なく私達三人。
なのに カウンターの端から座らせられ出されたメニューを見てびっくり仰天。
コーヒーが1000円
長崎で1000円もするコーヒーがあったとは!
(洋館の維持費ですなんて書いていたら別に平気だったのに)
この店主この瞬間を楽しみにしているのかもしれない。
私達三人がびっくり仰天した瞬間、洋館も揺れる位の音量でジャジャジャーンと
クラシックを鳴らし始めた。
「あんたたち、おしゃべりも駄目ですよ」みたいな。
帰ろうかと思ったけど鍵を閉められていたのを思い出し渋々、普通のコーヒーを
飲んで無事外に出してもらえた。
その後のJホテルの中華ランチ800円が凄く安いと感じられたほど高かったなぁ
あのコーヒー。


少し面白かったけど頭に来たので、市の観光課に苦情の電話をした。
ヤハリね、この1000円には他県の観光客からも苦情があっていた。
市は個人の経営だからいろいろ言えませんの答えだった。
今は閉館した亀山社中(あの竜馬達が会議したところ)も階段をいーーーっぱい
登って行ったら休館日で、これも下に張り紙をした方がいいのではと意見したけど
こちらも個人の運営だから市は何も言えませんとのことだった。
長崎人は坂や階段には慣れているけど(断固として、私は慣れていない)他県の人は
びっくりするって、この坂と階段には。
自分達がいいからっての基準じゃいかんよ。


今はあの喫茶店もやってないと聞いた。
勿体無いと思うけど、過ぎてみれば面白い体験だったわ。